ネオシーダーとチャンピックスは社会の需要にマッチ?

ネオシーダーは薬局で売られている咳止め薬の一種ですが、禁煙補助薬として使う人もいます。パッケージや外見は本物の紙巻きタバコそっくりにできており、先端に火をつけて煙を吸引する使用法もタバコとまったく同じです。主な原材料はアジサイの類の葉とされており、咳を止めたり痰を切ったりするのが本来の使用法ですが、タバコの代用品としても用いられます。過去にはタバコを吸えない俳優が、舞台やドラマでネオシーダーを使用することもありました。
タバコに比べれば少ないものの、ネオシーダーにもニコチンが含まれています。そのため依存性があり、原則として20歳未満の人は使用できません。逆にタバコをやめたい人は、ニコチン含有量の少ないネオシーダーに切り替えることで、量を減らしていくという使い方があります。ただしネオシーダー自体には、タバコを嫌いにする作用はありません。したがって単にタバコより安いという理由で、タバコのかわりにネオシーダーを吸っている人も少なくありません。しかしネオシーダーの煙には、一酸化炭素やタールなどの有害物質も含まれており、副流煙を含めて健康被害を及ぼす懸念が指摘されています。昨今の禁煙社会の需要にマッチした商品とは言えないでしょう。
チャンピックスはまったくニコチンを含まない禁煙補助薬なので、このような心配はありません。内服薬であり煙を出さないため、周囲に被害を与えないことも、優れたポイントと言うことができます。さらに、禁煙外来で医師の診察を受けて正式に処方されれば、保険が適用されるというメリットもあります。とはいえ薬さえ飲めば禁煙できるわけではなく、タバコをやめようという自分自身の意志が重要です。